ターミネーターシリーズの最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開されます。
第6弾となる本作、今まで発表されてきた1作目から5作目との時系列や関係はどうなっているのでしょうか。
今作の公開にあたって明らかになった情報から、時系列と過去作の見る順番をいまいちど整理しておきましょう!
ターミネーターニューフェイトの時系列!見る順番は?
上記は今回の公式ポスターですが、ジェームズ・キャメロンの復帰の告知と、『ターミネーター2』の原題であるJudgment Day(審判の日)を使って、「審判の日の翌日へようこそ」というコピー。
そして公式予告でも、「ニュー・フェイトはターミネーター2の正統な続編」と明かしているので、これまでの続編であったターミネーター3、4はなかったこととなる模様です。
時系列がリセットされる理由
ターミネーター3がなかったことになった理由は、端的に言うとヒットしなかったからです。
ターミネーターは製作費680万ドルに対して、全米の興行収入は約5.6倍の3,837万ドル。
ターミネーター2は製作費1億200万ドルに対して全米興行収入は約2倍の2億484万ドル。
どちらも大ヒットを記録しました。
それに対して、
ターミネーター3は製作費2億ドルに対して、75%にとどまる1億5037万ドル。
ターミネーター4は製作費2億ドルに対して、62%にとどまる1億2532万ドル。
どちらも、製作費の回収もできていません。
全世界での興行収入もターミネータ2が5億1984万ドルを稼ぎ出したのに対して、ターミネータ3では4億3337万ドル(8,647万ドルダウン)→ターミネーター4では3億7135万ドル(6,202万ドルダウン)と順調に右肩下がりで、シリーズの勢いを失っていたのは明らかです。
見る順番はこうなった
ターミネーター(1984年)
↓
ターミネーター2(1991年)
↓
ターミネーター:ニュー・フェイト(2019年)
上記がオリジナルからの時間の正しい流れとなり、ターミネーター3(2003年)→ターミネーター4(2009年)のタイムラインは、「ターミネーター」世界のマルチバース的世界、という扱いになるようです。
時系列から消えた3.4は本当に駄作だったのか?
さて、今回なかったこととされたターミネーター3とターミネーター4ですが、評価はどうなのでしょうか。
ターミネーター3の評価

シュワルツネッガーの選挙資金稼ぎ。ひどすぎ。

なんで美少年だったジョン・コナーがあんな…。
皆さんの声もターミネーター3については、本当に厳しいようです。
理由としては、
- シリーズをこれまで引っ張ってきたサラ・コナーがいきなり白血病で死んでる
- ジョン・コナーを馴染みのない人がいきなり演じてる
- 避けられたはずの審判の日は単に延期されただけ
- 大事なことを全てセリフで説明しちゃうから説得力が薄い
- シュワちゃんがT-800じゃなくなって、よく喋るキャラにキャラ変
などがあげられています。
確かにターミネーター2の完璧なラストを見た続きをワクワクして見ると、ガッカリしそうですね。
ターミネーター4の評価

シュワちゃんのいないターミネーターは寂しいなあ。

3よりはマシだけどシックリ来ない。
今までと違い、舞台が未来に移り核戦争の「審判の日」が起こって荒廃した世界の物語です。
こちらは、実はターミネーター3よりは物語の評判は悪くないようですが
- シュワルツネッガーが出ないターミネーターに物足りなさを感じてしまう
- ジョン・コナーのカリスマ性が足らずに人類抵抗軍のリーダーとしての説得力が薄い
- ターミネーター3があまりにひどかったので足が向かなかった
などの理由から、観客動員がイマイチ伸びず、というかターミネーター3よりさらに落ち込んでしまった様子です。
28年ぶりに復帰を決めたサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンは、ターミネーター3と4に対して、ファンが夢中になったキャラクターがいなくなり、プロットも盛り込まれてしまったので、ターミネーター3と4については忘れてもいい趣旨の発言もしているほどです。
リンダ・ハミルトンにそう言われてしまうと、しょうがない、という気もしてしまいますね!
ターミネーター5は時系列に入らない別ストーリー?
それでは、シリーズの直近作であるターミネーター5作目『ターミネーター:新起動/ジェニシス』はどういう位置付けなのかを、見ていきましょう。
実は本作は、ターミネーターの1作目の物語と関連はありますが、同じ登場人物ながら別設定のパラレルワールドとなっています。
登場人物は、サラ・コナー、カイル、T-800、T-1000など昔からのメンバーですが、過去が改変されて子供の頃にT-1000によって両親を殺されたサラ・コナーのことをT-800がずっと見守っていたり、サラは戦うためにずっと戦闘訓練を受けていたり、一緒に未来に行ったり、相変わらずサイバーダイン社を破壊しに行ったり色々しています。
本作のリブートが成功した暁には、新三部作として製作しようと、ラストシーンで不吉な予感を盛り込んだりしていましたが、なんとシリーズの中でも一番回収率が悪い、 1億5500万ドルの製作費に対して全米興行収入が約58%の8,976万ドルと大コケ!
新三部作の構想は、泡と消えてしまいました。
ターミネーターニューフェイトで時系列が変更?見る順番を解説!
日本では11月8日(金)に公開が決まっている『ターミネーター:ニュー・フェイト』。
シリーズ6作目となる本作ですが、シリーズ作品の時系列がどうなったかを見てきました。
今作を見る前におさらいするなら、見る順番は1作目→2作目→本作となります。
「T2」の愛称でも親しまれるぐらい大ヒットした『ターミネーター2』に迫れるのか、熱く見守っていきたいですね。
コメント