2017年大ヒットしたホラー映画『IT/イット それが見えたら、終わり。』。
2019年その『IT』の続編『IT/イット THE ENDそれが見えたら、終わり。』が公開されます。
しかし、その『IT』にほとんど似ている映画『THAT』をご存知でしょうか?
巷では『IT』の続編なのでは?と話題を呼んでいます。
今回は『IT』と『THAT』の共通点や相違点などを見ていきたいと思います!
ITの続編はTHAT?

引用:https://twitter.com/cLEesQdZvsEoy1v/status/1138465918458236929
「『IT』続編」と検索すると『THAT』(2016)という映画が出てきます。
2017年公開の『IT』の続編は『THAT』なのでしょうか?
『THAT』は『IT』の続編ではありませんでした。
ではなぜ『THAT』という映画が『IT』の続編と言われるようになったのでしょうか?
それには理由が4つ考えられます。
- 原題は『BEDEVILED』だが邦題が『THAT』であり、『IT』に寄せている。
- ポスタービジュアルがほとんど同じ(赤い風船にピエロ)。また、キャッチコピーも「招待状が届いたら“あれ”が来る」というように『IT』を意識。
- どちらもピエロが襲って来る
- 「その人が恐ろしいと思っているものに姿を変えて現れる」という設定が同じ
このように共通点を上げてみるとたくさん出てきました。
『IT』を意識して作っているのは明らかだと思います。
しかし、そんな『THAT』のストーリーは少し『IT』とは異なります。
映画「IT」と「THAT」は同じ内容でパクリ?

引用:https://twitter.com/cLEesQdZvsEoy1v/status/1138465918458236929
『IT』と『THAT』の共通点は先に書いた通りになります。
ここまで見てみると、もうストーリーも同じなのでは?と感じると思いますが、ストーリーは全く違うのです。
実際、どちらの映画にも出てくるピエロは“恐怖”の代名詞にもなります。(ピエロ恐怖症の人は世の中にたくさんいます。)
また、「その人が恐ろしいと思っているものに姿を変えて現れる」というのも、ホラーの本質「今の世の中が恐ろしいと思っているものを映画化する」というのに似ています。
『THAT』が決定的に『IT』と異なっているのは、携帯アプリ(AI)を通した恐怖が襲って来るという点でしょう。
少し前に『着信アリ』というホラー映画がありましたね。『THAT』はその海外版のような内容になっています。
皆が携帯を持ち始めた頃『着信アリ』が公開され、観ている人はいつ自分に死の着信が来るかという恐怖を味わいました。
それから時代が変化し、皆がスマホを持っている今『THAT』が公開され、観ている人はいつ自分が死のアプリを入れてしまうかという恐怖を味わうのです。
ITの続編はTHAT?その内容は?

引用:https://twitter.com/cLEesQdZvsEoy1v/status/1138465918458236929
『IT/イット それが見えたら、終わり。』(2017)の続編は今年11月公開の完結編『IT/イット THE ENDそれが見えたら、終わり。』(2019)になります。
しかし『THAT』は2016年に公開されているので、『IT』(2017)よりも先に公開されていたのです!
では具体的に『THAT』(2016)の内容を見ていきましょう!
簡単なストーリーを書いていきます。(ネタバレ注意)
物語はニッキという女子高生の死から始まります。
ニッキの友人で高校生の五人は、死んだニッキからあるアプリの招待を受けます。
アプリには「ビー・デビル」というAIのキャラクターがいて、おしゃべりしたり、アプリで電気を消したりできる便利なものでした。
その5人はすぐさまそのアプリを入れて、おしゃべりしたりするのですが、
急に得体の知れないピエロのようなものが画面に映り出したりすることで気味悪がっていきます。
その5人の中にアリスというニッキの友人がいます。
アリスもピエロのようなものをみ始め、他の四人と話し合いをします。
その席で自らが怖いものを告白します。(アリスの場合は祖母)
アリスの友人たちが、自らの怖いものに姿を変えた何者かに襲われ姿を消し始めます。
アリスとニッキの恋人だったコーディは、アプリを入れたことでこの恐怖が始まりニッキも死んだことに気づきます。
そのためニッキにアプリの招待をした人の家に行くことにしました。
その家にはサミュエルという人が住んでいたようですが姿はありません。
しかし、サミュエルはカセットテープに「アプリを介して邪悪な何かがつきまとっている」こと、そしてその恐怖からの脱出方法のヒントを残していたのです。
アリスとコーディは倉庫に移動してその方法を試します。
その方法とはアプリのアップデートの際に“あれ”にコンタクトしてパソコン上でやっつけるというもの。
アリスがおとりになっていると“あれ”が現れます。“あれ”はアリスの苦手な祖母の姿をしていました。
コーディーの操作によってアリスのアプリは消え、アリスは呪いから解放されます。
しかし“あれ”はコーディーの後ろに移動して、アリスの懸命な操作ではコーディーを助けることができず死んでしまうのでした。
アリスは無事にアプリから解放されますが、母からの電話で母が「ビー・デビル」を使っていることを知るのでした。
とこのような内容になっています。
AIを通して恐怖が繰り広げられる。
今の世の中がいかにAIを恐れているかがわかりますね。
内容を見てみると『IT』とは全く違うものになっていました!
ITの続編はTHAT?みた人の感想は?
では『THAT』を観た人たちの感想を見て見ましょう!

面白かったです!恐怖演出が豊富で見ていて全然飽きない!(30代・女性)


邦題が『THAT』だから『IT』と同じようなものかと思ったら全く違った。
ITの先入観は無くして観た方がいいです!(20代・女性)
やはり『IT』の続編かな?と思って観る人が多いようです。
『THAT』は『THAT』として観たほうがいいみたいですね。
ITの続編はTHAT?映画2019年の内容とは?まとめ

引用:https://twitter.com/kittyfisherxo/status/1135228510392524801
ここまで『THAT』(2016)について観てきました。
『THAT』は『IT』とは全く違う映画であることがわかりました。
『THAT』は『IT』の続編ではなく、『IT』の本当の続編は今年の11月に日本公開されます!
もし機会があれば、『THAT』も観て見てくださいね!
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